長島
内部線四日市駅
日永駅にて
まえがき
というわけで１年ぶりに街道歩きに復活した俺様です。で前回は、東海道中膝栗毛の弥次喜多のおっさんらは四日市の先の追分で進路を伊勢に向けたのだが、おいらも伊勢神宮行こうと思ったけど地図が無いので京を目指しちゃったのだ。で若干心残りを抱きつつ一年。某三重県のサイトにて伊勢街道マップを手にしたおいらは行動有るのみと半ば強引に夏休み取り無職じゃないから宿は取っても相変わらず静岡県内の有料バイパスが無料になる深夜早朝を狙って爆走するも寄る年波には勝てず伊勢湾岸道の長島PAで１時間ほど爆睡しおよそ予定通り津に到着。で車を24H停めても1200円と「仮にも県庁所在地で駅まで徒歩３分でいいのかこの値段」
という駐車場にジムニーを放置し、近鉄に乗っかり四日市に向かい、目指す追分に行く内部線は・・・9,10番ホーム・・・？あれ一回改札抜けないといかん様だが自動改札だしなぁと駅員さんに尋ねると改札出てあっちに連絡通路が有るからと言われ進むと、やたらと幅の狭い電車が止まっており、そいつに乗り込むと、西春日行き？というわけで、日永で乗り換え追分駅に到着・・・。 しかし電車の分際で原チャリより遅くないかこの電車？。しかも普通の電車のレール幅が1m位なのにこの電車は70cm位と狭いのでめちゃめちゃ揺れる。
日永の追分
道標名古屋まで15里
津まで6里32町
神戸の木戸跡
傘持っていると地図チェックするのが一苦労だなぁと県道四日市鈴鹿線をくぐるところでチェック。間違ってないぞと茶色く濁った鈴鹿川を渡り、神戸の木戸跡。木戸とか高札場跡とか看板なんかがあるとどこが宿場なんだか判るけど、はっきり言ってかなり思いつきで下調べなしで出発したので伊勢街道に宿場がいくつあるのかさっぱりだったりするのだ。
で六郷川に掛かる小さな大橋を渡ると橋の下に潜り込めそうだったので先住民？がいない事を確かめ、しばし雨宿り・・・。大体折り畳みのちっこい傘しか持ってきてないし、カッパもあるがいくら気温20℃と言っても、歩いてりゃサウナスーツになること間違いないし、大体すでにずぶ濡れだし・・・。
しかしそろそろ昼だし腹減ってきたけど飯屋はないのか？ちょうど昼時に鈴鹿市駅から鈴鹿駅を抜けたのだが何もない。雨も結構降っているし、いい加減屋根のあるところでくつろぎたいぞと思いつつR23を渡ってしばらくのところでようやく喫茶店を発見し、”焼きそば定食”
なるものを注文すると焼きそば＋目玉焼き＋ご飯とみそ汁（もちろん赤出し）とお新香と総エネルギーの８割が炭水化物という旅人にはもってこいのものが出てきた。すっかりエネルギーを補給した俺様だった。
しかし東海道と違って一里塚が無いので進み具合がわからんなぁ。まぁ代わりに常夜灯があちこちに立っているけどこれじゃ距離はわからんしなぁ。
久留真神社
俺様の足形
痔神大明神
しかし足はどーって事無いが背中に背負ったリュックサックが重い。そりゃそうだわ雨ざらしになって中の衣類がたっぷり雨を吸っていて歩くごとに重くなる
「妖怪子泣きじじい状態」
つか野宿する訳じゃないんだから、翌日の着替えなんか詰め込まなくたって良いだろ俺。使わない物は車の中に置いておけよ。
などと思いつつ歩いているとさてなにやらお社があるが・・・えっ久留真神社・・・・
くるま神社？
うーん。鈴鹿サーキット最寄り駅の白子だけに、くるま神社とはさすがですな。
ようやく河芸町に入り町役場前のR23の横断地下道で雨宿りがてら地図を確認するとインクジェットプリンタで印刷した地図は雨で滲んで判読不能・・・・。
そーいや靴の中も水浸しで歩く度に「ズボッズボッ」と音が鳴るような状態なので、試しに脱いで地面に足形なんか付けてみると
俺土踏まずあるじゃん。
なんだか扁平足いつの間にか直っているし。さて行くかと地下道を進むと荷物満載の自転車の脇で寝袋にくるまってお休みになっている人がいた。うーん体力の消耗の激しい雨降りはじっとして体力の消耗を極限に押さえ込むなんざかなりの強者だな。等と思いつつそっと通り過ぎ、R23と平行した伊勢街道が再びR23に合流したところでこんな看板発見
痔神大明神
まぁこの国はいろんな神様いるからなぁ。痔に御利益のあるお寺やら神社って結構あるけどここまでストレートなネーミングは他には無いだろう。
豊津上野駅
豊津上野駅の駅舎
河芸町の案内看板
国道23号を歩く
一色南信号を左手に進む
河芸町中瀬
祠がある
国道に再び合流
痔神大明神の看板に再会
痔神神社の鳥居
痔神大明神
ムカデに注意の手水鉢
参道を示す道標
ひまわり
津市のマンホール
白塚駅
2009年11月22日追加 痔神神社へ行ってみた
桑名駅から近鉄に乗り込み、急行電車で白子まで行き、各駅停車に乗り換え四十分余りで豊津上野駅に到着。シンプルな駅舎を抜けると河芸町の観光地図の看板が有ったが痔神神社は掲載されていなかった。
まずは名四国道を目指すと駅前の閑散とした雰囲気とはうって変わって賑やかだ。農業屋という割とニッチと思えるカテゴリのお店が有ったがなかなか繁盛している様子だった。
しばらく国道23号を進むと、一色南の信号に続いている河芸交番前の信号を左に逸れるのが伊勢街道のルートの様だ。
かつて伊勢街道を歩いたときには右手後方から国道23号を地下道を通ってきたんだっけかな？。
靴の中までびしょびしょで、試しに足形付けてみたのはこの地下道だったっけ？まったく覚えていない。
まぁ”町役場前の地下道”ってあるからここだとは思うんだけどな。
2003年当時は河芸町だったのだが、市町村合併で津市に編入されてしまった。 あやふやな記憶の中、旧道とおぼしき道を左に逸れる。
まったく、記憶がない。まぁ2008年以降の旅はGPSログがあるからおいらが忘れてもログが覚えていてくれるので大助かりなのだが。
で集落の中を抜ける旧道が再び国道23号に合流する中瀬交差点にて、あのインパクト有る看板と再会した。
神社まで結構距離があるのかと思ったがほんの100mほどの所に神社はあった。
神社と言ってもちいさなお社だがそれでも近隣の方が掃除などされているのか国道の看板とは裏腹にとても綺麗に整備されていた。
ただ、手水鉢に「百足注意」の札がぶら下がっているのは実際刺された方がいるんだろうか。
用心深く手水を使い、参拝を済ませた。
で同じ道は通りたくないので元の豊津上野駅に戻らず、一つ隣の白塚駅を目指して歩く。
先ほど国道23号の河芸交番前の信号で左に逸れたところには河芸町中瀬と標識が建っていたが、足下のマンホールは”津市”のものだった。
ここから近鉄線で津を経て、紀勢本線の阿漕駅を目指し香良洲道を歩いたのだが、その内容は２日目 伊勢街道へ進むに載せました。
2009年11月22日追加 痔神神社へ行ってみた おわり
巡礼道との追分
番外
宿に多量の酒とつまみを持ち込み、風呂を沸かす間にリュックの中をあらためると激しくずぶ濡れなのでハンガーで干しつつ、靴は新聞紙を丸めて押し込んで乾かしながらプロ野球チップスをビールで流し込みつつ、Librettoでこのページの元ネタを書いてたら風呂も沸いたのでざんぶと浸かり、ふと思った。着替えぐしょぐしょやんけ。
しょうがないのでさっきまで穿いてたパンツを裏返しに・・・などというマネは出来ないのでいーや直接浴衣でと本日のメインディッシュの助六寿司を冷酒で流し込みつつ、ほーもページの元ネタを書いていると結構Librettoの底が熱くなっているのでこりゃええわいとずぶ濡れのパンツを下に引き、パンツは乾きLibrettoは冷えると一石二鳥効果。その他、Tシャツはテレビの上、靴下とタオルはスタンドのシェードの上に乗っけ、よく考えたら昨日はほとんど寝てないし酒も回って20時にはもう爆睡。