日時 | 宿場 | 天候 | 所要時間 | 歩数 | 距離 | 交通費 |
2002年9月20日 | 薮原〜奈良井 | 晴れ | 2時間35分 | 12819歩 | 9.45km | 約190円 |
![]() 霧で真っ白な乗鞍山頂 ![]() 上高地。 |
番外序編:2002年9月5日 東海道を歩き尽くした(多少チョンボあり)俺様だが、再び旅に出ようと今度は乗鞍岳へ・・・ なんせ2600m地点まで車で行けるのは最後の年、2003年以降は自家用車での乗り入れが出来なくなるとなれば 時間と体力のある今のうちに行くしかない。 でどうせならご来光を拝んでおこうとエコーラインから侵入・・(夜間通行止めの標識があったので・・) で肩ノ小屋口の駐車スペースに事務荷をおいて朝の3時半からドカジャン&ヘッドランプ装着とかなり怪しい恰好で 乗鞍岳3026mを征服しました。おいらが出発した時は星空が見えていたのだが登り始めて10分も経たぬ内に3m先は真っ白になり、 登山道のロープを目安にワシワシ登った。わはは頂上1番乗りだぜ。しかし山は涼しいというのは大間違いで 登る=汗だくだく 休む=鳥肌ブツブツの寒さ。 結局このどっちかだと言う事が判った。 で缶ビールで祝杯をあげていると続々と登ってきました延べ10名様。 1時間ほど霧が晴れるのを待っていたが、相変わらず右も左も上も下もまんべんなく真っ白なので さっさと下山して仮眠してから平湯温泉に車を停めて行ってきました上高地。 しかも下界(3026mに較べて)は見事に晴れ。 すげー綺麗なところですが美人は3日で飽きるが・・・の例えの通り4時間も歩くと飽きる。 そうだなぁ見所は大正池の美味そうなイワナに 梓川の河原に群がる爺さん婆さんご一行を眺めて現世で三途の川を 見ちまったようで思わず手を合わせたくなる光景とか・・ でこの時はさらに高山寄って、原酒ひだ正宗なんか仕入れてしまったので中山道を歩く計画は没したのであった。 | |||||
![]() 乗鞍岳山頂のご来光 |
番外本編の前編:2002年9月20日 というわけで、肩ノ小屋口に車を止めると、なにやらエンジンかけっぱなしで仮眠中の馬鹿者発見。ってジムニーじゃないか・・しかも気温3度で幌車・・まぁおいらの様に丈夫になると寝袋が吐いた息で凍り付く氷点下10度でも寝られるが、普通はそうじゃないらしいのでマフラーにボロ切れ詰めて強制アイドリングストップはやめておいた。 さてワシワシ登って一服(灰皿持参)していると下の方から懐中電灯の明かりが・・・なんだか追われるようにペースアップして日の出1時間前に登頂。で一杯やっているとバイク乗りな人が続いて登頂。事務荷で相撲ナンバーぶら下げて来る俺様もご苦労だが都内からバイクでやってくるなんてなどと思いつつ立ち上がるとめまいがする。やはり3000mの高所をハイペースで登って、しかも一杯やっていたから高山病くらいにはなるわな。で今度は見事なご来光を眺めてそそくさと下山。でちょっくら仮眠してから乗鞍スカイライン経由、R158安房峠(金がないのでトンネルはパス)ほんの5年前までここを観光バスやら大型トラックが通っていたのが信じられないような勾配に急カーブ。 | |||||
![]() 薮原宿 ![]() クマ注意か・・ ![]() 石畳の山道 |
番外本編の後編:2002年9月20日 で薮原駅に車を置いてダイヤを確認・・・ウソ〜お!!1時間に一本どころじゃない運転間隔なので電車に乗って奈良井まで行って歩いて戻ろうとすると2時間ボケーっとするわけで、予定を変更しここから歩いて奈良井から再び電車で戻ってこよう。まぁ最悪電車がなくとも排ガスさえ我慢すれば鳥居トンネル抜ければ1時間歩くだけだ覚悟を決めて鳥居峠に向かって歩き始めた すると程なく激しい登り坂に差し掛かり、ハァハァゼイゼイ言いながら登っていると坂を下ってきたおばちゃんに話しかけられ「この先クマがでるから、山の中では歌を歌ったり口笛吹いたりしないとね」などと脅されてしまった。 しかし、こんな坂を日常的に上り下りしていたら足腰が丈夫になるわな。 まぁそんなわけで登っていくと数時間前の乗鞍山頂が懐かしくなるほどの暑さ・・・。でも「クマに注意」と書かれた看板でさっきのおばちゃんあれは脅しでは無かったのねとスーっと汗がひいてしまった。 というわけで森のくまさんを歌いながら登りつつ森林測候所跡と案内板の出ている広場のベンチで昼ご飯。で再び歩き始めて程なく鳥居峠なのだが全く視界は開けず下り始めると、無人の休憩所があった。ふと無造作に置かれたノートを見ると結構歩いている人いるのねと思いつつ 「俺様参上!夜露死苦」などと書き記し、再び歩き始め沢に掛かる橋を渡っていると、下の方でガサガサッバキバキ と大きな生き物が草木をなぎ倒す様な音がするので見ると、黒い毛皮に覆われた生き物が・・・ おいらがクマだと思う前にクマの方がやべぇ人間だと気づいたようで何事もなかったわけで・・・ 危ない危ない。 ほどなく奈良井宿の町並みが見え、急坂を下ると、民俗資料館があったので立ち寄ってみる。 古道具などが展示されているが特にこれと言った物は無かったので早々に立ち去り宿場町に辿り着くとやはり観光地だけに人がいる。そろそろ飯の時間ではあるが、電車の時間も気になるところである。 最悪、さっき越えた鳥居峠の下を貫く鳥居トンネルを排気ガスにまみれながら1時間ほど歩けば薮原だが、あんまりにも電車を待つようならそこらで飯を食うかと宿場を抜けると奈良井駅についた。 幸いにして15分程で電車が来るようだ。ただ飯を食うには時間がないし、電車を待つにはちょっと長いが2時間に1本しか無いところなので仕方がない。 とりあえずさらに続く中山道、塩尻方向を見ながらこの先を歩くことは有るのだろうかと思いながら旅を終えたのであった。 |
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