十四日目 豊橋駅〜矢作橋駅まで

日時宿場天候所要時間歩数距離交通費
2002年7月30日吉田〜岡崎晴れ10時間45452歩34.6km※約8100円

名鉄車内の表示板
というわけで夜間無料の静岡の有料バイパスををジムニーで激走し、名鉄矢作橋駅の一日放置しても700円しか取らないという駐車場に突っ込んで名鉄で豊橋に向かった。
なにやら名鉄車内の電光掲示板が数字の速度表示と速度に応じて電車のアニメーションが伸び縮みしている。
歩行者信号に青になるまでのカウントダウン表示する位のせっかちな中京圏の人間には、次の駅到着時刻をカウントダウンしたほうが良いんじゃないかと思いつつ豊橋駅到着。
さすが中京圏だ。降りる人間を待たずに乗ってきやがる。まぁ住んでいる人間がマナーもモラルも無いと言うより、皆せっかちの様で降りる人間は電車が停まる遙か前に席を立ってドアに張り付き、乗る人間も降りる人を待たずに乗り込む様である。
まぁ食べ物にしたってアルダンテ状態の味噌煮込みうどんやそれすら待てずにうどんを平べったくしてすぐに煮えるようきしめんを発明する様な土地柄なんだから仕方がない。

吉田宿の標柱。京都まで52里

豊川に架かるから豊橋。

豊川放水路に架かる橋。間違いなく天竜川橋より危険。
6時45分前回のゴール地点から再出発。で豊橋の由来となった豊川に架かる豊橋を渡り、しばらく行くとなにやら古いというか悪く言うならボロいと言っても良いくらいの町並みに出くわす。
なにやら古い町並み保存ゆえいじれないのか、手間と金がかかるのか・・などと考えながらさらに進む歩道の植え込みになにやら石碑が建っている。
こちらからは裏側になり見えないので車道側に回り込むと一里塚跡とかいてある。さすが車社会だ。史跡は車から見るものと決めつけている。
さらに進むと魚市場があり歩道も場外市場の品物が並んでいたり積み降ろしの車が停まっていて歩きにくい。
市場を過ぎて豊川放水路に架かる橋に差し掛かると歩道がなく路側帯も狭く、加えて欄干が腰の高さくらいとえらい低い。
しかも橋の手前が坂になっていて見通しが利かないのですれ違う直前までお互いの存在に気付かないだろう。
そんなわけで橋の上で10t車が向かってきたときには死ぬかと・・・無事すれ違ったと思ってもその後、10t車が巻き起こした風で低い欄干乗り越えて川に落ちそうになるわ。まったく自動車社会とは言っても爺さん婆さんやら将来あるお子様たちに
ちゃんと歩道作ってくれよ愛知県だか豊橋市。
まぁ歩道が有ってもでこぼこだわ車の出入り口の傾斜きついわ、加えて草苅って無いわゴミは散乱で豊橋市入ってから岡崎市街までは東海道歩くにはもっともろくでもないコースですな。

御油の松並木。

赤坂宿 旅籠大橋屋

赤坂宿のうどん屋さんの看板
で2時間ほどで大社神社という立派なお社で初めてのお休みを頂き、藤川宿入り口にあった喫茶店で朝ご飯兼昼ご飯をやっつけた。
モーニングが立派なのは中京圏に入った証だよなと思いつつ20分ほど休憩した後、有名な御油の松並木・・・。は良いけど道幅は江戸時代のまんまで歩道がない上裏道になっているのか車が容赦なく飛ばして走っている。
まぁぶつけられたら儲けものくらいに考えている俺様はいいけどなぁ。歩道作れないなら一方通行にするとか、各交差点はすべて一時停止にして裏道として使えない様にしないと等と考えながらも歩いているともう赤坂宿らしい。
いや〜うどん屋さんの看板の味噌煮込みやら八丁味噌の文字が
愛知県に来たことを実感させてくれます。
で赤坂宿を抜けるとしばらくR1沿いを歩くのだが、ここは歩道も有って安心して歩けるかと思えば大間違い。
歩道に散乱したライトのレンズやら部品
が決して安全じゃ無いことを物語っていますわ。

藤川宿入り口

藤川宿の街並み

乙川
で暑さで休み休み歩いて12時頃藤川宿到着。入り口のベンチに腰掛け、向かいの牛乳屋で仕入れたスポーツドリンク片手にしばらくお休み。
休んだ後も暑さでボーっとそのまま藤川宿を通過しまたまたR1。で東海道の看板に従い旧東海道を行き横断歩道すらない交差点を猛ダッシュで渡りきると車種が判らないほど激しく損壊した廃車が山積み。まぁR1に落ちている車のパーツの破片を見れば三河地区では天寿を全うできる車は少ないのかもしれない。で乙川のほとりに出ると橋はない。がちょっとした堰になっていて魚道部分は板で橋が渡されており、上流のR1の橋を渡らなくともなんとかなりそうだ。というわけで裸足になりズボンの裾を捲り上げて
初めての自力での川渡り挑戦
冷たくて気持ちいいが・・・(子供が水浴びしてるがあんまり綺麗な川じゃない)コケでずるずるすべる。まぁ三回位「あわわ」とか「うげっ」とか言いながらもずぶ濡れになることなく無事川渡り成功。
で足を拭いて土手を上るとなにやら獣の匂いがする。
うま?
見ると厩舎にお馬さんがつながれている。お馬さんは神経質な動物らしいのでそのまま通り過ぎる。広重の絵のように今時知立で馬市なんかやってないだろうし、などと考えつつ進むとまた馬がいた。おとなしそうだが今まで出会った犬君の様に俺様から発するケモノの匂いで野生の血が雄叫びをあげないとも言い切れんのでそっと通過。なぜに馬と思ったが岡崎の家康行列祭りの時に出番があるのか。

大平一里塚

二七曲がりの解説

二十七曲がりの地図
で久々に塚になっている大平一里塚を過ぎて15時頃いよいよ岡崎市街に入り、二十七曲がりに挑戦・・って手持ちの完全東海道五十三次ガイドじゃ地図に記載されてない道も多数有るので、かなり難しい。曲がり角にある標石を頼りに行くもどっちに曲がれば良いかは記してないので右往左往しながらなんとか八丁味噌の蔵が並ぶ矢作川のほとりに到着。とりあえず21世紀になっても不審者をシャットアウトする機能は失っていません。まったく岡崎の殿様って・・・用心深いを通り越していささかえげつないと思いつつR1矢作橋を渡り、右側の旧道を進み再びR1に合流したところで本日のゴール点とした。

事故・・・

番外

で矢作橋の駅前駐車場でジムニーに乗り込み一路知立のスーパ銭湯アサヒの湯を目指す。・・・がいきなり渋滞。でしばらく行くとエスティマが歩道乗り越え壁にぶつかって止まってた。やはり伊達に道ばたにやたら車の部品が散乱しちゃいないわけでこーいった光景も日常茶飯事なのか・・・とよく見るとぶつかった壁には宝島VOWでおなじみ?の
キリストはすぐに来る
という看板があった。まぁこの程度じゃ神様はお迎えには来ないだろうけど、冗談が過ぎると思うぞキリストさん。多分運転していた人は壁に向かって一直線の数秒の間にスローモーションのように
キリストはすぐに来る
キリストはすぐに来る
キリストはすぐに来る
と見えていたに違いない。
で知立のR1沿いにあるスーパー銭湯アサヒの湯でいろいろな風呂を堪能して疲れを癒しこれで400円はお得だなぁと思いつつ、一時間ほどまったりし一路、明日のゴール地点になる名鉄神宮前に向かう。で車を止めて名鉄電車で降りる人と乗る人が入り乱れる名古屋の乗車マナーを堪能しつつ金山駅にほど近いカプセルホテルでビール飲んで泥のように眠る俺様だった。

※およそのガソリン代+駐車場代+宿泊費

13日目 浜松宿−舞阪宿−新居宿−白須賀−二川−吉田に戻る15日目 岡崎宿−知立宿−鳴海宿−宮の渡しへ進む
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