日時 | 宿場 | 天候 | 所要時間 | 歩数 | 距離 | 交通費 |
2004年2月8日 | 間の宿岩淵〜由比〜興津 | 晴れ | 4時間23分 | 約25351歩 | 18.95km | 1620円 |
![]() 富士川BSからみた富士山 ![]() 坂の上から富士川を望む ![]() 岩淵宿 |
というわけで、2002年に通ったときは曇天のため富士山見えず、加えて道路工事のため旧東海道を進むことが出来ず、さらに薩「土垂」峠を本来のルートから逸れてしまうという痛恨のミスを犯してしまった。んでもう一度辿ってみたいと思っていたところ、うまいこと月曜朝一という大阪出張の機会が訪れたんでこれ幸いと日曜のんびり移動し大阪にて一泊のスケジュールをでっち上げてそそくさと出発。
で安いしそこそこ早いが時々蛇行したり本線上でバックしたりと少々スリリングな東名バスに乗り込み一路富士川を目指す。今までは足柄SAにて休憩だったのだがいつの間にか愛鷹PA上に設置されたバス停での休憩に変わっていた。で富士川バス停で降りたのだが出口の案内がない。 なんも書いてないこの薄暗い地下道を進めばいいのかと行ってみると外に出られた。で再び東名をくぐってえらい急な坂を下ると旧東海道に合流 そんなわけで11時4分東海道を興津目指して歩き始めたのであった。で程なく街道らしさの残る岩淵宿に入りお休み処ののれんに、ちと惹かれたがまだ10分足らずしか歩いてないのでそのまま通過。しかしいっぺん歩いているはずなのにちっとも覚えてないぞ。 | |||||
![]() 岩淵一里塚 ![]() 蒲原夜之雪 ![]() 蒲原宿 |
でようやく見覚えのある岩淵一里塚を過ぎ、たしかどっか右に曲がるんだよな。道なりに進むと富士川駅に行くし前回のように道を間違えるとみかん山をさまよう羽目になるんだよなぁと思いつつ、まぁとりあえずここまでは秋葉山の常夜灯があったりするから間違いは無いはずだが・・・などと思いつつここに違いない。目印な〜んにもないけど絶対ここと旅人の勘に従って右折してしばらく行くと東名のトンネル手前に「←吉原 蒲原→」と書かれた標識を発見。そーいや前回はみかん山降りてここにたどりついたんだよなぁ。でトンネルくぐって東名沿いに進み坂を登ると富士山がきれいに見える・・・・のはいいけどこんなに山登らないといけないほど富士川はしょっちゅう氾濫してたのか?まぁとりあえず後は坂を下って行くと広重の「蒲原夜の雪」の看板発見。歩き始めて1時間あまりで蒲原宿の東木戸前に到着したわけだが・・・・腹減った。だが江戸時代ならいざ知らずすっかりメインストリートから外れて生活道路と化した旧東海道なんざに飯屋はないよな。そもそも蒲原-由比は間違えず歩いてるんだから電車乗ってチョンボもありだよなと思ったのだが由比駅で降りると蒲原方向に歩かないと飯屋は無いしなぁ。まぁいっかと歩くとほどなく「さくらえび日本一の町由比町」に入った。 | |||||
![]() 東海道おもしろ館 ![]() 倉沢一里塚跡 ![]() 途中で見える三保の松原 ![]() さった峠の碑 ![]() 峠からみた富士山 ![]() 峠から見下ろした風景 |
歩き始めてから2時間あまり、そろそろ空腹もさることながら冬ならでは問題点であるトイレが近くなるという事態に直面した俺様は
由井正雪さんちの向かいの東海道広重美術館でもよるか。でも前回来たしなぁと思いつつ前を見ると「おもしろ宿場館 江戸時代にタイムスリップ」いやぁ臭うなぁ。浅草花やしきと似た怪しさとキッチュが混じった臭いが!! でレジ兼入館券売り場にて早速木戸賃400円を払いいざ江戸時代へ、いきなり職人の人形がしゃべり出すのだがこいつはどうやらセンサにより前に人が通りかかるとしゃべり出すらしい。従って足早に通り過ぎたり後戻りすると職人たちの大合唱になり何言っているかわからん状況に陥る訳だ。で館内撮影OKと張り紙があったので遠慮なしにバチバチ撮り、ここまで2時間歩いた疲れに加えなんとも言えぬいや〜んな脱力感をに見舞われながら出口に待ちかまえていたレジ兼入場券売り場のおばちゃんにどうでした?と声をかけられてもなんと答えて良いのやら・・・ とりあえずここは 「東京ディズニーランドと浅草花やしきどっち行く?」 と聞かれたら 迷わず花やしき!!と言える人だけにおすすめです。 でこちらは2Fがレストランになっており、とりあえず桜エビ天ぷらせいろ+桜エビ小天丼に 生ビール を頼み、そばはともかく、桜エビとビールに満足し、すっかり復活した俺様は峠目指して再び歩き出すのであった。 んで由比宿を抜けるとみかん山をグングン登るのだが、ちょうど登り口に倉沢一里塚跡の碑と案内の看板が立っている。”跡”で良かった。なんせここから先の道は軽自動車ですらすれ違い不可の狭い道。つか江戸時代でも十分邪魔くさい一里塚だったに違いない。でこのみかん山農道というか登山道・・・結構車が走ってたりする。そんななか落ちてるみかんを子供がしきりにドリブルしてたりする。 さすがサッカー命の静岡県民。 で眼下には駿河湾と山裾のわずかな平地に東名高速と国道一号と東海道本線が通っているのだが、津波でさらわれちゃったり、崖崩れで埋もれちゃった日には日本の大動脈がプッツンだわな。そんなわけでここは日本の頸動脈と命名してあげよう。 でここでもみかん売っているけどあとは下るだけとは言いつつそんな食えないし、荷物はいらんしとケモノ道のような東海道をまた間違えちゃいねぇだろうなと不安になりながら下っているとさすが陽春の静岡県。すでに桜が咲いている。1月には咲いてしまう伊豆半島の河津桜の親戚か?で狭い山道を抜けるといきなり視界に広がる墓地・・まぁ小心者は夕暮れ時は避けた方が良いようですな。 で後は舗装路になり下りきったところの十字路に看板があり、右に行くと前回通った上道にでる。まぁ前回は上道行ったから今度は下道で行こうと左に曲がり、人の家の庭先みたいな所を抜け旧国道一号を進み、興津川を超えて興津駅到着。 |
7日目 三島宿−沼津宿−原宿−吉原宿に戻る | 9日目 興津宿−江尻宿−府中宿へ進む 本編吉原〜蒲原ー由比− 興津 |
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